「啓史!」 私は恥ずかしくて翔太から離れようとした。 でも…。 「翔太!離して!」 翔太は腕を少しも緩めない。 「桜…良かったな?願いが叶って。翔太も」 啓史は優しく言ってくれるけど、怖い。 「これから大変やぞ?ほれ」 啓史が顔を向けた方向には、たくさんの男女の姿。 しかも、みんなこっち見てる。 「2人ともモテモテやから…」