「修学旅行の班なんだけど…」 また黙ってしまった。 「うん」 「一緒の班になっても…良い?」 最後はちゃんと俺の目を見て言った桜。 「ん?良いよ?」 ってか…嫌な訳ないし。 「ほ…本当!?あのね…うみと、もしかしたら真鍋くんも一緒」 「うん、良いよ」 桜は俺が森川を苦手としてると思ってる。 ま、確かに声が大きいし、得意ではない。 でも、声の出ない状態だった桜と友達になってくれたこと、感謝してる。