「ここ?」 私の家の前でそう言う翔太。 そっか…引っ越して1度も来たことなかったね。 「うん。今日はありがとう」 「や、別にいいけど…」 何故か顔を赤くする翔太。 「あんま無理すんなよ?先生も心配してたし…森川も」 「ごめんなさい…」 私はいつもの癖で謝ってしまう。 「いや、違う。そうじゃなくて…」 「…あ?」 何故か口ごもる翔太。