玲Side
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骨になる――。



僕の…


僕の芹霞が!!!!




「あ…あああああ!!!」




僕は飛び出した。



「芹霞あああああ!!!」



それは誰からの叫びだったのか。



イカナイデ。


イカナイデ。




僕をおいて逝くなッッ!!!





やめろ…やめてくれ!!!


心が…僕の心が…





コ ワ レ ル。



硝子のように…



コ ワ レ テ イ ク。








「――引っ込んでろッッ!!!


ド阿呆共がッッッ!!!!」




視界の中、翻ったのは白衣の裾。