「その時は……」 俺は笑った。 「お前にもっと…触れさせてくれ。 もっと…お前の愛が…欲しい」 安心出来る温もりを。 闘いは―― 始まったんだ。 俺は―― 感じていた。 太陽の…光の影。 異様に拡大する瘴気を。 明らかに…下界では何かが始まっている。 俺を…殺すために。 俺がこれから、身を置くのは…光? それとも…。 「お前と…生きたい」 俺は、…芹霞を抱きしめた。