ああ、神様ッッ!!!
煌を信じていてよかった。
本当によかった!!!
煌の存在は――
一縷の望み。
煌だけが…蛆を叩き切れる事実が、あたし達に希望をもたらした。
そして。
玲くんだけが、蝶を焼ききれるのであれば!!!
ああ、櫂!!!
あたし達の仲間は…
あんたを助けにきてくれたよ!!!!
しかし――。
「煌、ふざけるなッッッッ!!!!」
そう叫んで夜空に舞った桜ちゃんは――
煌に到達するよりも早く、
「煌!!!!!???」
煌の回し蹴りにて、うつ伏せに地面に叩きつけられたんだ。
それは今までにない、凄まじい速度で。
は!!!?
何!!?
橙色の髪に隠れた煌の表情は判らない。
「煌、心まで――
持って行かれるなッッッ!!!」
玲くんが仰け反るようにして大声で叫んで…そして、
「煌、こ…うぐっ!!!?」
心臓を押さえて膝をついたんだ。
「玲くん!!!?」
「玲様!!!?」
発作だ。
発作が始まったんだ!!!

