【短】SECRET※DIARY

バシッ


バササーッ


弾かれたアルバムは、桜の花びらよりも儚く散った。


綺麗に綴じてた写真も、衝撃でバラバラ。


それと同時に、あたしの心も粉々に割れた。

聞いたこともない高い音を立てて。


「もしもし、警察ですか!?今すぐ助けてください!」


瑛子の声はもうあたしには届かなくなってた。


この世界には彼とあたしがいればいい、そう思ってたのに…。


「この写真…!お前…まじでヤバいよ…っ!頭おかしいんじゃねぇの!?」


一番愛した人に




ウラギラレタ