そんな瑛子の声で彼もようやく目を開けた。


真っ直ぐあたしを見つめる瞳。


こんな状況だっていうのに、ドキドキしちゃう。


「誕生日おめでとう」


あたしにバレてないと思ってたの?

すごくビックリしてる。




ん!?


……最悪。


何で…何で…っ




服を着てないの…?




……信じないようにしてたのに。


落ち込むあたしに彼が言った。




「お前誰だっ!?」