ガチャガチャ


ガチャッ


早朝、あたしはいつものように合鍵で彼の部屋に入った。


そして静かに足を進める。


膨らんだままのベッド。


今日もまだ寝てるの?

ほんと朝弱いよね。




布団をゆっくりめくると、顔が見えてきた。


大好きな彼の寝顔





憎たらしい瑛子の顔が。


残念ながら、先に目が覚めたのは瑛子。


「ん…キャッ!?誰!?」


あたしを見て驚いてる。


まさか浮気がバレてないと思ってたわけではないだろうに。

白々しい!