公園を走っていた私は、小さな石ころに躓いてしまった。
「うわ~ん・・・・・・・・!」
「大丈夫?痛くない、痛くない」
私と背丈の変わらない男の子が、赤ん坊をあやすように頭を撫でてくれた。
「うん・・・・。堅吾、大好き!夏蓮ね、大きくなったら堅吾のお嫁さんになる!」
「僕も夏蓮のこと大好き。ずっと一緒だよ」
幼稚園の時交わした些細な約束。
幼い私は本気で信じた。
大きくなったら堅吾のお嫁さんになる。と
でも、本当に幼すぎたのだ______
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