「何で聖奈ちゃん、告白したの!?」 琴音の問いに、さやかちゃんが答える。 「あたしがムリヤリ…?」 「何してくれてんのよ!!」 琴音の大きな声に教室内がしらける。 「な、なんで…?」 さやかちゃんも吃驚している様子。 「…計算がくるった」 『…計算?』 あたし達の様子を見て、琴音は 「聞いてないの?」 あたしとさやかちゃんは顔を見合わせ、首をかしげる。 「堀河と聖奈ちゃん、中学の時付き合ってたのよ?」