君の「好きや」が聞きたくて



「電車来た」


祐のその声で我に返る


私またぼーっとしてたわぁ


毎朝、満員の電車に乗り込むのもかなり慣れた


はずだったのに…


「何かいつもより人多くない?」


電車のドアとオジサンに挟まれて苦しい~


私の身長は153センチで電車で立っていると人に埋もれそうになってしまう


「お前はほんまに小さいな…」


「祐がでかすぎるんや」


「まぁな、お前はほんましゃあない奴やな…」


そう言いながら祐は私とオジサンの間に入りスペースを作ってくれる


苦しくはなくなったけど…私の顔の両側に祐の手があって体はくっつきそうなぐらい近いっっ!!


やけど私のためにわざわざしてくれたんやもんな…


そんな優しさがどうしようもなくうれしい。