君の「好きや」が聞きたくて



「祐…」


そこに立ってたのはやっぱり祐だった


「何やねん」


「何やねんって授業は?」


「そんなん知らん」


「知らんじゃなくて…」


「何で…」


「え?」


「何で泣いたんや…」


そう言った祐の顔はいつもの顔とは違う真剣な顔をしている


「何でって言われても…」


(焦るやんけ)


「へっ?」


今、またボソッと何て言ったんやろ?


「焦るやろがっ!!」


突然の大きな声びっくりする私


「お前どんだけ悲しくてもいつも泣けへんのに…こんな時にいきなり泣くから俺焦って、教室俺まで飛び出してまうし…屋上もどこにもおらんから…よけい焦って、お前の顔がぐるぐるまわっ………!!!!」


私は思わず祐に抱きついていた


「必死に探してくれたんや」


そう言う私に祐は固まったまま動かない