「柚希ちゃん。翔と何話してたの?」

秋晴と梓。

「・・・。」

「なんか変な事言われた?」

「なんかあったら俺らに言ってね!」

「・・・。告白されたの・・・。翔君に・・・。」

「えっ!?断ったよね?」

「柚希ちゃん?」

「うん。断った。」

「良かったぁ~」

「だって・・・。秋晴と梓といるほうが楽しいもん!」

「柚希ちゃん・・・。」

「可愛い~❤」

そう言って抱きついてきた。

秋晴の目には・・・。

涙・・・。

梓の目にも・・・。

涙・・・。

「秋晴。梓。」

「何?」

「どうして泣いているの?」

「だって・・・。」

「柚希ちゃんがそんなふうに思ってくれてるなんて・・・。」

「嬉しいんだもん!」

「2人ともありがと!」

そう言って私は2人を抱きしめた。

「大好きだよ!2人とも!」

「うわ~ん。」

「じゃあ付き合って♪」

「は?」

「だって大好きって言ったじゃん!」

「そ~ゆ~意味じゃな~い!!」

そう言って私は駆け出した。

「あっ!待って柚希ちゃ~ん!!」

「ヤダ~!!」

「待ってよぉ~」

「ヤダ~!!」

これからも私はこの2人に悩まされそう・・・。

~end~