6月22日

「おっはよ~」

「ごきげんよう。いつも元気ですね。」

そうなんだよね。

お坊ちゃんなのに翼君はいつもハイテンション。

でもそのおかげでみんな元気をもらっているから、この学校に大切な存在。

だから生徒会になったのもある。

「当たり前じゃん。」

「はいはい。」

「そういえばきさらさんって好きな人いるの?」

「えっ?なんで?」

「いや気になって・・・。」

「いるにはいるけど・・・。」

「ふ~ん・・・。」

「・・・。」

「どんな人?」

「翼君と正反対の人。」

「ふ~ん・・・。」

「・・・。」

「それってもしかして僕のこと嫌いですか?」

「・・・。」

急に敬語・・・。

「僕じゃ駄目ですか?」

「・・・。」

「僕、きさらさんが好きです!」

「・・・。考えてみる。」