6月21日

「きさらさ~ん!おはよ~。」

翼君だ。

「ごきげんよう。」

「やっぱりお嬢様だね。」

「翼君だってお坊ちゃまでしょ?この学校にいるんだし・・・。」

「まあね。」

五十嵐 翼君。

私と同じクラスで生徒会のメンバー。

「おっ!仲良いね、きさらさんと翼君。」

「あっ!栞さん。おはよ~。」

「ごきげんよう。」

藍河 栞さん。

私と同じクラスの友達。

「栞さん。ごきげんよう。」

「ごきげんよう。」

その時。

「ごきげんよう。きさらさん翼君。朝は生徒会の集まり、ミーティングよ。遅刻しないように。早く来てね。」

そのまま楓さんはスタスタ歩いていった。

伊瑠須皮 楓さん。

生徒会のメンバー。

いつも生徒会では秘書をしている。

「じゃあまた後で。」

そう言うと栞さんはスタスタ行ってしまった。

「じゃあ行こうか?」

「なっ、なれなれしくしないで下さい!」

「あ~、照れてる~。」

「うるさいです!」

私はそのまま翼君をおいて生徒会室へ行った。

生徒会のミーティング・・・。

「今回は・・・。」

数時間後・・・。

この学校のミーティングは長い・・・。

「あ~、疲れた~」

「ちゃんと聞いてたの?」

「聞いてたよ~。」

「本当?」

「うん!」

いつもこんな感じ。