次の日

「先生~!お手伝いしに来ました。」

いつもの様に・・・。

「じゃあそこ片付けてくれる?」

「はぁい!」

そして夜・・・。

「あっ!今日はあの彼氏と待ち合わせじゃないの?」

でたよ、あのナンパ集団。

どんだけ暇人なんだよ・・・。

「ほっといて下さい!」

「今日は遊ばしてもらおうか!」

そう言って私の手首をしばろうとする。

「助けて!」

「おいっ!何してんだよ。汚い手で理沙紀に触ってんじゃね~よ!」

駿君だ。

「んだとこらぁ!」

ヤバイ!

ケンカだ!

止めたいけど手がしばられてるから抵抗出来ない。

「なっ、何してんだ!」

ん?

あっ!

先生だ!

「うちの大事な生徒に 何してんだよ!」

「んだとこらぁ!」

「やんのかよ!」

先生駄目!

先生まで・・・。

ん?

先生強い!

あのナンパ集団みんなボロボロ・・・。

「大丈夫か?こんな無理して・・・。」

「先生・・・。」

その時!

「まだですか?」

「あっ!今行く!じゃあな。今度は気をつけるんだよ!」

誰?

「分かっただろ?先生、奥さんいるんだよ。」

そう言いながらロープをほどく。

「何で私が先生のこと好きなの知ってんの?」

「分かるよ。理沙紀の事好きだもん。よし!ほどけた!」

「・・・。」

「理沙紀は俺のこと嫌い?」

「ううん。・・・。好き。」

「本当?」

「うん。」

「ありがと!」

そう言って駿君は私を抱きしめてきた。

「めっちゃ嬉しいよ、理沙紀。」

「私もだよ。」

「してもいいよね?Kiss」

「うん。」

そう言って・・・。

Kiss・・・。

~end~