2月1日
あの演劇をしてからもう8ヶ月・・・。
最近たくは私を
「忙しいから・・・。」
と言う理由で避けているような気がする。
はぁ。
「まだ避けられてるの?」
友達の水野 海妥と穂利輝鴕 千波だ。
前に2人に相談してたんだ。
「あっ!あそこにいるの、卓也君じゃない?」
「あっ!本当だ!」
「・・・。行ってくる。」
「おぉ!頑張れ美優希!」
そっとたくに近づいて行く・・・。
「わっ!」
「おわっ!」
すごくびっくりしてるし・・・。
こっちもびっくりするよ。
「ねぇ、たく。何で私のこと避けるの?私、何かした?」
「いいよ、ミユ。気ぃ使わなくて。ミユ、痲鎖妬と付き合ってるんでしょ?」
「えっ?私付き合ってなんかないよ?」
「嘘だろ!前に痲鎖妬とKissしてるとこ見たよ!」
「えっ!?見られてたの?」
やっぱり・・・。
あのときの劇・・・。
「ほらっ!そうじゃんっ!」
勘違いされてる。
本当の事言わなきゃ。
「でも、本当に付き合ってなんかないよ!あれは演劇部の!今度演劇やるから、その練習!」
ほっとしているたくを見て、私はたくの頬をつねった。
「痛っ!何すんだよ!」
「心配しないで!私は何があってもたくが彼氏だから!あんな顔だけの男なんて嫌だ!」
「じゃあ俺はかっこ悪いって事?ひどっ!」
「違う!私は顔だけっていったもん!たくは顔もかっこいいし性格もなんでもいいじゃん!」
なんか勢いで言っちゃった。
少し照れる。
「だから心配しないで!」
そしてKiss・・・。


