「へぇぇ…こんなとこがあったのか…」 感嘆の声を漏らしつつ、 そっと中庭の草木に触れてみる。 甘い花の蜜の香りと 葉の触り心地 心地良い鳥のさえずり その場所は、どこか現実離れしていた。 燐太は幼い頃から自然が好きで 何かあればすぐに 家の庭に咲いている花や草木に話に行っていた。 そんな昔の事を思いだし ふと、燐太の頬から笑みがこぼれる。 燐太は、しばらくその中庭で時を過ごした