たしかにわかることは、あたしの心臓は爆発寸前ということと、

麻生先輩をずっとずっと好きだっていうことだけ……。



――――でもって、今から気を失って保健室で眠るってことだけ……。



――――――それだけ…………デス。









………………好き。


麻生先輩、大好き。



とっても、とっても大好き。




この想いはきっとね、海よりも大きくって深いもの。





「麻生先輩…………」


大好きって言おうとして口をひらけば…………。




「好きだよ。

愛おしいぼくの手鞠。


アクアマリンに染まった美しい海よりも深く……君を愛してる」






先に言われちゃった!!









     ゜.*Fin*. ゜