「本当、都合悪くなったら逃げるところは変わらないな」





でも、感謝してるんだけどね



血の繋がらないあたしを引き取ってくれたこと





そう思えば、鷹也もよくあたしの世話を見てくれるよね



まず、高校一年生で小学生を引き取るなんて本当すごい






鷹也はあたしの恩人なんだ




部屋を見渡すといつもと変わらない部屋だった






まぁ、変わってたら怖いんだけど




朝ごはんを作る





「鷹也ー、できたよー。っていないのか」





いつものくせで二人前作ってしまった



まぁ、お昼ご飯にできるしいっか