「なになに。兄ちゃんは…」



『遊びに行ってきます。あと、千波には転校してもらうから。制服はソファーの上に置いてあるから。場所は…』



「銀蘭高校ね…………男子校ー!!!?」





ちょ、ちょっと待って!!



あのクソ鷹也はなにを考えてるんだ!!


なにあたしの性別まで忘れちゃったわけ!?



老化現象がもう始まってるのか!!?





そんな時、ケータイが鳴った



着信、鷹也


あたしは出ようと手を伸ばした

「もしも」


ブツッ





…ん……?



今のはれっきとした“嫌がらせ”だよね?






あたしは急いでかけ直す