ねぇ。



「なんで?」

「「二人見てたらわかる」」

またまたばっちりハモる。


「んー。優歌だよ」

「優歌が……なに?」

「また最近思い出すみたい、
 てかこの前……」



俺はこの前ホテルで起きたことを
二人に話した。



「思い出すっていうか…優歌は忘れたことないんじゃないかな」


桃は少し泣きそうな声で言う。


「優歌にとってあの事件の犯人はさ
 蓮とか、俺とか個人名じゃ
 ねーんだと思うよ」


零音もうつむいて声を出した。



「つまり優歌はあいつらだけじゃなく 男が怖いんだよね…」

「この前もそうだったもんな……」