「戻りました!」 三柴さんに玄関のドアを開けてもらうのと同時にそう告げると、引っ張られるように家の中に連れ込まれ抱き締められる。 「あっ!わ、私冷えてますよ!」 そう言っても三柴さんは私の首元に顔を埋めて離そうとはしない。 かと思ったら首筋に軽く唇を落とす。 「…あぁ、冷えてる。早く暖めてやりたい」 「じゃあリビング行きましょうよ。さすがに玄関先は寒いですから」 「…わかった」 私の冷えっぷりに本気で心配している様子の三柴さんがなんだかおかしくて、私は彼の服を掴みリビングへ促した。