………迷惑。
客観的に見たらそうなのかもしれない。


ただの上司と部下の関係で、ここまでする義理もない。
でも、もしそうならたぶん嘘をついてもここには来なかったと思う。


心配だったから。頼ってもらえて、嬉しかったから。…それだけ?



「行かなきゃ、と思ったんです。三柴さんが呼ぶんだから。だから迷惑なんかじゃないですよ」




―――この人の強い部分も弱い部分も、全部見てみたかったんだ。
そうして、見て、触れて、わかった。


もっと求められたい。