そうして食事を終え、薬を飲むとだいぶ楽になったのか三柴さんは上半身を起こしたままで背伸びをしている。 「楽になりました?」 私は空っぽになった器を持ったままベッドの端に座りほっと肩をなで下ろした。 「あぁ、まぁな。寝てばかりで背中が痛い」 「だったらこれからは寒い屋上に行かないことですよ」 そう告げて器をさげに寝室をあとにしようとしたとき、私を呼ぶ声がした。 私が振り返ると、そこにはいつもの三柴さんの表情があった。 「―――――迷惑だったか?」 苦しい声色で、そう告げた。