「あ、あの……蓮君。」 「ん?」 「あっ…えっと、何でもないです。」 蓮君に恋してることをハッキリと自覚してから、数日が経った。 この気持ちを蓮君に伝えたい……。 そう強く思って、今日までに何度か話を切り出そうとしてみたものの、曖昧に言葉を濁してしまう私がいた。 本人を目の前にすると、どうしても緊張してしまうのだ。 今もそう。 放課後の屋上で二人きり。 よし、言おう! そう意気込んで声を掛けたけれど、やっぱり心臓がバクバクし過ぎて、敢えなく失敗に終わってしまった。