今まで、こんなにドキドキしたこと無いよ…。 指先や爪先まで熱い鼓動が駆け巡る。 蓮君の気持ちが込められた言葉に、胸が締めつけられるような感覚が襲った。 でも、苦痛というわけじゃない。 なんだか…嬉しいような温かいような、そんな気持ち。 う、上手く表現が出来ないや…。 複雑な気持ちにアタフタしながら、蓮君にギュッと抱き締められる私。 結局、時間はあっという間に流れていき、お弁当を殆ど食べられないまま、お昼休みは終わってしまった。