もう。昨日は晴人のせいで、よく眠れなかった。
健先輩、彼女いるのかなぁ……。今日の放課後、聞いてみようかな……。
もしいるって言われたら、どうしよう。
そんな事を考えながら学校に行くと、入口を入ったところの廊下で、知り合いを見つけた。
あの人は……。
頬がゆるむのを抑えず、私は声をかけた。
「和樹くん♪おはよう!」
「彩花ちゃん!おはよう!」
和樹くんも球技大会で人気が出て、チャラいオーラがますますチャラくなっている。
そう、ヒナが昨日言っていた事。あれを聞かなければ。
「ねぇ和樹くん、晴人最近変じゃない?」
「ん?そう?」
「確か、私が生徒会に立候補する直前からおかしいんだよね……。何か変わった事、なかった?」
和樹くんは天井を見ながら、何かあったかなぁ、と記憶をたどる。
「昼休みとか……」
「昼休み……あっ、そういえば!」
「なになに!?」
勿体つけてんじゃないわよ。
「階段で転びそうになった女の子を、助けた事があったな。ドラマみたいでさ。カッコ良かったよ」



