晴人は難しい顔で、美奈子ちゃんの手紙を受け取った。
指で乱暴に封を開けると、中身を見て、ますます難しい顔をする。
「なんだって?」
「ラインのID。友達になりたい、だと」
「どうすんの?美奈子ちゃん、多分晴人が好き……って言うか、仲良くなりたいんだよ」
「どうかな……ドッキリじゃねぇか?」
晴人は自分の事をよくわかっている。
今まで怖がられる要素しかなかった自分が、好かれるはずないと思ってるんだ。
「どっちにしても……やめとく」
「何で?美奈子ちゃん、可愛いよ?話だけでもしてみたら?」
「知らないやつと、何話すんだよ。俺には無理だ」
そう言うと、手紙を引き出しにしまった。
「お前こそ、会長とはどうなってんだ?」
「はぁ?」
「もう、さっきみたいな事言われたのか。お前もスミに置けねぇな、オイ」



