職員室の机を蹴り飛ばすと、3人の教師は身をすくめた。 「わ、わかった。行ってよし」 情けない声で、担任が言った。 どいつもこいつも、大人は頼りにならない。 どうすりゃいいんだ。 こんな頭の悪い方法でしか、俺は何も守れないのか。 メガネなら、もっとうまくやるんだろうか。 どうしたら。 どうしたら。 俺は大事なものを、全部守れるんだろう――。