「あぁ?殺すぞ、テメェら。さっさと全部燃やしてこいや」
低い声ですごむと、相手はまた青い顔をした。
そして今度はこびを売るように、口の片端をひきつらせて、笑うような表情を作る。
「わかったわかった、好きなのタダでやるから。それで良いだろ」
「……見くびってんじゃねぇぞコラ!!」
──バン!
机を叩いてやると、その音に、相手はビビる。
衝撃で吹っ飛んだ何枚かの写真が、足下にぱらぱらと落ちた。
廊下の方がザワザワしはじめる。
いつの間にか野次馬が集まってしまったらしい。
「何してるの!?」
聞き覚えのある声がして振り返ると、険しい顔をした里美がいた。
「何でもねぇよ!」
「ひっこめ生徒会!」
写真を売っていたグループの言葉に負けず、里美は俺をチラリと見たあと、並べられた机の上に視線をうつす。
菓子の空き缶の中に集められた金を見て、状況を察したらしい。
眉をひそめ、軽蔑の眼差しを相手に向けた。



