うるさい――――




あたしは後ろにいるその男に
そういうハズだった



だが、その男の笑顔は素敵だった


「あたしキャバ嬢じゃないし」





「そうなんや



てか、連絡先交換しよ




俺もう仕事いかないけんし」



あたしは気づけば連絡先を教えてしまっていた



ごめんね、

とだけ言って


その男は


走ってトラックに乗り込んだ