ガルドラ龍神伝―闇龍編―

『砂龍王女リタ姫――


我々魔道族のために、そして魔界ガルドラ各地のために、闇龍アルエスと戦ってくれてありがとう。


あなた達のおかげで、お父様も正気に戻ったわ。


でも、今回の勝利はあなた一人の力ではなく、ヨゼフやナンシー、そして他の龍戦士達の力が合わさって勝ち取ったものであることを、忘れないでね。


私もいつか、あなたのような立派な魔族になれるよう努めるわ。


それでは、またいつか会いましょう。


――メアリー


追伸 あなたなら、きっと良い女王になれると思うわ』



(メアリー……。性格はきついけど、本当は優しい魔族なんだね)


リタは手紙を読み終わり、メアリーの気持ちを少しだけ理解することができた。


私は未来に向けて、前向きに努め、これからの人生を歩む。


それは私だけでなく、どの魔族でも同じことが言えるだろう。


リタはその想いを胸に抱きながら、一通の手紙を、ドレッサーの引き出しにしまう。


























≪完≫