卯月が優しい事くらい知ってる。 一瞬の勘違いで私はこんなになってしまう。 余裕がない。 心が狭い。 卯月に話を聞く前に勝手に突っ走って……。 「子供でごめん… 私、ヤキモチ妬き過ぎだよね 少しは大人になります…」 私は卯月の胸に向かって話した。 「ヤキモチ妬きでいいよ その方が……愛されてるって感じるから」 照れながらも言ってくれた。 こんな馬鹿な私を、受け入れてくれた。 見つめ合う瞳と瞳。 そっと、お互い顔を近づけた。