「行くよ!水族館じゃないとこで盛り上がってどーすんのよ」


睦月の手を掴んでチケット売り場へ水無月は歩きだした。



背中とお腹を抑えながら椿本と渡井が続き、正樹と俺が最後に着いていく。



(……なんか、ビリビリきたな。
水無月の言葉)


姐御肌だなと内心笑いながらチケット売り場へ足を運んだ。





「エイや!!」

水無月はテンションが上がって関西弁に変わっている。


「未琴ちゃん見て見てっ!」

睦月もはしゃぐ。



椿本と渡井、正樹は3人背の順に並んで魚を見つめていた。