だけど、あたしが駆け付けたときには地面に倒れている男がいた。 そして、その近くには女の人とあたしと同い年くらいの男の子。 「大丈夫!?」 あたしはとりあえず、女の人に駆け寄った。 「えぇ。あの子が助けてくれたから」 そう言って、女の人が指差したのは、側にいた男の子。