「楓。お前、いつまで俺を待たせる気だ?」 「早くしろよ………俺、ずっと待ってんだからな」 「なぁ、楓。明日、みんな揃って来るんだとよ。それまでには、意識戻せよ?」 そして、聞こえる。 大輝の声が。 大輝………大丈夫だよ? あたし、もうそっちに着くから。