「どうした?」 「……」 「ん?」 「そ、傍に…いて…下さい」 「……」 「あっ、ご、ごめんなさい。す、すみません」 慌てて謝ってきたが コイツが…俺に傍にいてほしいと言ったのは初めてだ。 心が…なんだか震える。 俺…どんだけコイツに。 「水飲みに行くだけだから待ってろ」 「……」 「いいな」 「は い」 「いい子だ」 額にキスを落として部屋から出て。 心が騒がしい。 何か強い酒が欲しい。