「結果発表~


芹霞の点数は――」



「さあ、神崎の点数は!!?」


掛け合い漫才のように、答えを既に知る2人がわざとらしい声を発して。


そして互いの顔を見合わせてから…



「これを見よ!!!」



芹霞さんの答案を、まるで印籠のように私達に向けた。



「これは…」


玲様の端麗の顔が歪む。



「これは…」


櫂様の端正な顔が歪む。




「仕方ねえよな、櫂。今更無効はなしだぞ?」


精悍な顔だけが嬉しそうで。



「何で、何で!!?


何であたしの点数――…



89.5点!!?」



芹霞さんが悲鳴を上げた。