「はい、皆!! お・お・さ・ま・ゲーム~!!! ノリが悪いぞ~!? はい、マラカス隊、タンバリン隊、カスタネット隊!!! もっとやる気を見せる!!!」
何かすげえドキドキしてくる。
普通の男子高生ってこんな刺激的な遊びをしているのか?
「ほい、じゃこの棒がくじだからね。箱の中にある方が、番号と王様が書いてある。さあ、皆はどれをひくのかな? 選んだかい? もういいかい?
よおし、じゃあ一斉に・・・3・2・1!!!」
そして俺達は1歩の棒を引き抜いて。
「はあい、王様だ・あ・れ?」
「あ、僕だ」
玲が手を上げた。
「初っ端は師匠が王様か~。はい、じゃあ誰と誰に命令する?」
玲はにこりと笑って。
「じゃあ、3番が1番に」
「う~し。3番は…おお、葉山か。葉山が…1番の紫堂に…? にひひひひ。凄いのでたら面白いなあ」
そして玲が箱から1枚紙を引く。
「あれ…何この赤い紙」
「おお、師匠。最初から"トラップ"の色つき紙を引いたね? その命令は、この場にいない誰かの命令さ」
赤色…。
何だか嫌な予感がする。
そう思っているのは、俺だけじゃねえはずだ。
「はい、読むよ~。命令は、『思い切り1回、拳で頭をぶん殴る』。
何だ~、凄く普通だったね~、ボクつまんない~」
確かに、普通かも知れねえけどよ。
だけど――
「ではでは。葉山に紫堂の頭をぶん殴ってもらいましょう!!!」

