「そんなに皆王様ゲームしたいのなら、やればいいでしょう!!?」
芹霞が何やら、訳の判らないことを言い出した。
おい。
誰が、"王様ゲーム"をやったお前を妬んでるって?
本当に芹霞の思考回路は不思議だ。
「王様ゲーム…って、どんな結果になっても許されるんだよね?」
玲が言った。
「そうだよ? 王様の命令は絶対的。必ず聞かなきゃいけない」
すると玲が何かを考え込み始めた。
「……」
同時に、櫂までもが押し黙って、ちらちらと芹霞を見ている。
桜は、そんな2人を見て溜息をついていて。
何だ?
皆一体どうしたんだ?
「うふふふふ。ようやく"王様ゲーム"の醍醐味が判ってきたようだね。判ってないのは如月だけか。
つまりだね、"王様"の命令であれば、あんなこともこんなことも出来てしまうんだよ」
あんなこと…。
こんなこと…。
「いわばそれは強制的だからね。誰からの邪魔も入らず、思う存分命令を堪能できてしまうんだよ?」
あんなこと…。
こんなこと…。
「な、何よ、煌」
あんな…。
「だから、何よ!!?」
こんな…。
「よし!!! やるぞ、"王様"ゲーム!!!」
俺の声に、遠坂はにたりと笑う。
「ようし、じゃあ今回は特別ルール。"王様"になったら"誰と誰か"だけの奴隷の指定にして、命令はあらかじめ紙に書いて箱に入れておこう。それを王様がひくんだ。
さあさ、勝負は時の運。何が出て、誰と誰がどうなるのかはお楽しみ。はいはい、これが紙5枚とペンね。君達のどす黒い欲望の塊を書いてね。自分にあたるといいねえ。あ、そうそう、この箱の中には予め数枚紙が入っている。それはシークレットということで。ああ、どきどきするねえ!!!」
俺はペンを手に取り、悩んだ。
いつもしたくても出来ないこと。
邪魔されていて中々実行できないこと。
沢山ありすぎて、1つに絞りきれねえ。
そして俺は時間をかけて選良し、紙に書き込んだ。

