年下男子とナイショのキス

心臓が、これ以上ないくらいバクバクしてる。

目が霞んで、山本くんが見えない。


「や、やだ………っ!」


キーンコーンカーンコーン

抵抗した瞬間、聞こえたのは
昼休み終了のチャイム。


「……あ。終了ですね」

平然とした顔で言う。

「…む、むかつくっ」


わたしは、死にそうなくらいドキドキしたのに!


「続きは、放課後で」




★☆★



ガララッ


「……あっ!美玲」

「結衣……」

「どこ行ってたの!……て、顔赤くない?美玲」


結衣に指摘されるぐらいとは…ー、
もう、重傷だ。


「うー……。言わないで…」