「……ひゃ…っ」


そんな声を聞いて、俺はハッと目が覚める。

……俺…、変態…。


「…や、めて……」

やめようとは思う。思うけど……


「…やめてほしいですか?センパイ」

つい、苛めてしまう。

"好きな人には、苛めたくなる"とも、本に書いてあった気がする。


……だとしたら、俺は、どんだけセンパイのことが好きなんだろう。



「やだ。やめてあげません」


センパイに顔を近づける。

唇までの距離、3センチ…ーー