年下男子とナイショのキス

センパイはほっとした表情を浮かべる。


「……あ。最後に質問、いいですか?」

「うん。いいよ?」


センパイは快く了承してくれる。

「…センパイの、ファーストキスって…、いつですか?」


この質問を聞いた途端、
センパイは固まる。

そのあと、頬をカッと赤くさせる。

「……い…やだ…」


センパイの消えそうなくらいの小さな声が聞こえる。


「だめですよ?センパイ」

それでも答えようとしない。


「ちゃんと答えてください…?」

耳もとでそう言うと、センパイの顔はさらに真っ赤。


「……顔赤いですよ?センパイ…」