年下男子とナイショのキス

「……あ。そうだセンパイ」

そう言うと、センパイは俺を見る。


「ほんとは、昼休み来なかったんで、俺のいいつけ破ったってことで中島センパイのことバラしたいんですけど……」


嘘。バラすなんてしない。

……そんなことしたら、この、曖昧な関係は終わる。


「放課後、来てくれたんでそれはやめときます」


そう言うと、センパイはほっとした顔をする。


「それじゃ、昼休みの分もしっかり言うこと聞いてくださいね?センパイ」