年下男子とナイショのキス

その言葉は、あまりにも俺が想像していたのと違って、思わず耳を疑った。


「……見ちゃったんだもん…。昼休み……キス…」



センパイはそれきり俯いてしまった。


「……りおか…」

…なにそれ。
センパイって……、バカ?


「センパイ」

そんな理由で、昼休み来なかったの?


「センパイは、そんなこと気にしなくていいんですよ?」

だけど、そんな理由でうれしい。



「今、俺が構いたいのはセンパイですから」

センパイの顔が真っ赤になる。


「な、なにそれ……」