年下男子とナイショのキス

山本くんも、状況についていけないのか、ポカーンとしている。



「美玲ッ、山本くんに構わないで帰ろっ」


ぎゅっと結衣が抱きつく。


「ちょ、急になに…」

「早く帰って結構だけど?俺は山本くんと帰るし」

「……センパイと帰るんですけど…」



なに? この空き教室に漂ってる黒いオーラは。


「ちょ、3人とも……。落ち着いて」


わたしの声なんか聞こえないのか、3人で口論を続けている。


………ちょ、わたし置いてけぼり??