「………よし。今日のセンパイイジメは終了しますねっ」 にこにこ笑顔でそう言うと、わたしを床に座らせ、パッと身体を離す。 「────イジメ?」 え。………なに? わたし、山本くんにいじめられてたのっ!? 「センパイ。部に入らない理由ですよね?」 山本くんの声が、わたしの思考を中断させた。 「うん」 山本くんは、一瞬考えると、 「……だって、センパイといる時間、減っちゃうじゃないですか」 こんな恥ずかしいセリフをサラリと言ってのけた。 「………な、なななっ」