ちらりと中島くんのほうを見る。 見る限りだと、中島くんはなにかの仕事があるらしく、席に座ってひたすら何かを書いている。 まわりを見ると、ちらほらと残ってるだけ。 …──これなら…。 「中島くん……?」 意を決して話しかけると、中島くんは笑顔で振り向いた。 「……ちょっと、ついてきてもらえる?」